渡りたくなる島 鹿児島県長島町
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温州みかん発祥の地、長島町にあるみかん博物館 日本マンダリンセンター

温州みかん発祥の地を記念して造られた、みかんの博物館「日本マンダリンセンター」は、みかんの歴史・文化などを学べる施設です。また展示園には多くの柑橘を収集展示しており、果樹農家の研究などに活用されています。また、10月上旬から12月中旬までみかん狩りを実施します。

マンダリンセンターホームページ(外部ページへジャンプします)

温州みかんの由来と長島の繋がり

元台北帝大教授の田中長三郎博士は綿密な古書の探索と広範な実地調査から、次のような根拠により我が国における温州みかんの栽培が長島に発したと推理されました。神田玄泉の著書に「大仲島-名唐密柑、支那より肥後仲島輸入せるによりこの名ある」と記してあること、九州地方において温州みかんを仲島みかんと呼ぶこと、中国各地を実地調査したが温州みかんが存在しなかったこと、仲島は今の長島で遣唐使の通行に関係があったこと、これらのことから、田中博士は「温州みかんは中国黄岩県から天台宗の僧が長島にもたらした早キツ、マンキツからの偶発実生と思われる」と述べています。また、幕末に長崎に来たシーボルトも温州みかんの葉っぱの標本に「NAGASHIMA」と記しており、事実九州地方では温州みかんを長島みかんと呼んでいました。

このような田中博士の所説をさらに証明づけたのは、昭和11年垂水果樹試験場の岡田康男氏の発見による古木でした。樹齢300年と推定したこの木は鷹巣の山崎氏の宅地内にあり樹周180センチ、樹高7メートル、樹幅27メートルの巨木であったが太平洋戦争中に枯死しました。現在地の温州みかんは原木から採穂して接木した3代目の原木で樹齢3年です。

NHKテレビ番組「面白ゼミナール」で鈴木健二氏が温州みかんの発祥の地は「鹿児島県の長島の鷹巣である」と紹介しています。

日本マンダリンセンター1日本マンダリンセンター2

ご利用案内

ご利用案内
開館時間 平日  午前9時から午後4時まで
土・日 午前9時から午後5時まで
休館日 毎週火曜日
入館料 無料(平成29年6月1日~)

日本マンダリンセンターガイド

<お問い合わせ先>
日本マンダリンセンター
〒899-1401 鹿児島県出水郡長島町鷹巣3786-14
Tel.0996-86-2011