火災はほとんどが人災です。「消したつもり」「消したはず」が大きな火災につながります。火災はあっという間に家や財産を灰にしています。火事が起こったら、どう対処し、被害を最小限にとどめるかも重要ですが、まず火事を出さないための心構えと知恵が何より大事です。
【コンロ】天ぷらを揚げるときはその場を離れません。
- その場を離れるときは必ず火を消してから。
仕事・外出・雑談・電話・テレビなど少しの間だけと思っていても忘れてしまうことがあるので要注意です。
- コンロの周囲や上部に、燃えやすいものを置きません。
【タバコ】 寝タバコ、タバコの投げ捨ては厳禁です。
- 横になってタバコを吸いません。
- 灰皿は大きめのものを使用します。(常に水を入れておきます)
- 歩行中や作業中にくわえタバコをしない。また、投げ捨ては厳禁です。
- 火のついたタバコを放置しません。
【たき火】風の強いときに、たき火や野焼きをしません。
- たき火・野焼きをするときは、その場を絶対に離れません。
- 周辺の燃えやすいものや危険物をかたづけます。
- 水を入れたバケツや消火器等を用意しておきます。
- 子供だけでたき火をさせません。
- たき火が終わったら完全に火を消します。
【放火】家の周りに燃えやすいものを置きません。
- 新聞紙やダンボール等の燃えやすいものを家の周りに置きません。
- 空家・車庫・物置などの戸締りはしっかりします。
【火遊び】子供にマッチやライターで遊ばせません。
- 子供の目につくところに、マッチやライターを置きっぱなしにしません。
- 日ごろから子供に火の正しい使い方や火の恐ろしさをきちんと教えます。
- 花火をするときは必ず大人が付き添います。
【ストーブ】ストーブには燃えやすいものを近づけません。
- カーテンの近くでストーブを使ったりストーブの上に洗濯物を干したりしません。
- 給油は火を完全に消してから行います。
住宅用火災警報器を設置しましょう
建物火災による死者の9割は、住宅火災によるものです。また、死因の7割は「逃げ遅れ」です。そこですべての住宅に「住宅用火災警報器」の設置が義務づけられました。既存住宅でも、設置する必要があります。あなたの命を守るものです。早めに設置しましょう。